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中央内視鏡部 部長あいさつ
中央内視鏡部では、消化器及び呼吸器疾患に対する内視鏡を用いた診断及び治療を行っています。消化器内科、消化器外科、呼吸器内科、呼吸器外科の医師、看護師、放射線技師や臨床工学技士など多職種が協力し、和歌山県の基幹病院として、最高水準の医療を皆様に提供できるよう努力しています。
2014年に884m²拡に拡充され、スペ?スに通常の内視鏡室6室、治療内視鏡室2室およびX線テレビ室1室の合計9室からなり、中央放射線部X線テレビ室1室を含めまして、10室で運用しております。また、2016年に北野消化器内科教授が中央内視鏡部部長として着任し、最先端の内視鏡を用いた診断?治療の実践、およびその開発を積極的に行っています。内視鏡総数は80本余を備え、最先端の超音波内視鏡装置、カプセル内視鏡、高周波電流装置等を配備しております。
診療内容として、消化器?呼吸器内視鏡診断、気管支鏡診断、カプセル内視鏡、バルーン小腸内視鏡、食道癌?胃癌?大腸癌などに対する内視鏡的切除術、食道静脈瘤の治療、胃瘻造設術、消化管ステント留置術、内視鏡的逆行性膵胆管造影、内視鏡的胆道ドレナージ術、胆管鏡、超音波内視鏡診断、超音波内視鏡下穿刺吸引生検、内視鏡的胆管結石除去術、超音波内視鏡下胆道ドレナージ術、超音波内視鏡下瘻孔形成術、食道アカラシアに対する経口内視鏡的筋層切開術など、あらゆる内視鏡診断?治療に対応できる体制にあります。
内視鏡総件数は毎年増加傾向にあり、2017年度は、10858件の実績があります。特に、胃癌に対するESD215件、超音波内視鏡件数1529件、超音波内視鏡下胆管ドレナージ術57件は全国でも有数の実績があります。
また、本年度より新規に、食道アカラシアに対する経口内視鏡的筋層切開術(POEM)、大腸カプセル内視鏡を導入いたしました。
和歌山県立医科大学は和歌山県における唯一の特定機能病院であり、かつ県立病院であるため、全てのスタッフが、和歌山県における内視鏡診療の最後の砦として従事していることを認識し、和歌山県の医療の向上に貢献していきたいと考えております。
中央内視鏡部 部長 北野 雅之